伝統芸能・日本文化―茶道

茶の本 (岩波文庫): 岡倉 覚三 村岡 博: 本

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茶の本 (岩波文庫)

茶の本 (岩波文庫)

メタローグ

今世紀の初めは、日清戦争が終わり日露戦争が始まる動乱の時代だった。日本美術院の創設者で、ボストン美術館東洋部長の要職にあった天心岡倉覚三(1862 -1913)も、西と東がせめぎ合った時代の子である。本書を英文で書いた天心は、日ごろ欧米人が飲んでいる茶には、調和を重んじる東洋の精神が息づいていることを、ユーモアをまじえ説いていく。たかが一杯の茶だが、心を澄まして味わえればそこには東洋の宗教、倫理、芸術の粋がある。西洋の人々よ、小さなものの中に潜む偉大さを見逃してくださるな―。先覚者の祈りが込められた名著である。(宮川匡司)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyrightc メタローグ. All rights reserved.

出版社/著者からの内容紹介

当時外国にあった著者が,故国恋しさの思いを茶事の物語によせ,英文でニューヨークの1書店から出版したもの.日本の精神的所産の最も美しい面を見事に捉え得た名著として広く読まれてきた.(解説=福原麟太郎) --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

茶の湯によって精神を修養し、交際の礼法をきわめるのが茶道である。その理想は、禅でいうところの「自性了解」の悟りの境に至ることにある。この本は、そうした「茶」を西洋人に理解させるために著者(1862‐1913)が英文で書いたもので、単なる茶道の概説書ではなく、日本に関する独自の文明論ともいうべき名著。

内容(「MARC」データベースより)

外国に滞在していた岡倉天心が、故国恋しさの思いを茶事の物語によせ、それを英文に写してニューヨークで出版したもの。日本の精神的所産の最も美しい面を見事に捉えた名著。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

目次

第1章 人情の碗
第2章 茶の諸流
第3章 道教と禅道
第4章 茶室
第5章 芸術鑑賞
第6章 花
第7章 茶の宗匠

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