出版社/著者からの内容紹介
茶道というと「堅苦しい」というイメージがありますが、本来は暮らしの中から生まれ、「文化」にまで昇華したものです。女性の花嫁修業のための礼儀作法という位置づけがされるようになったのは明治以降のこと。それまでは男性のものでした。武家の茶、町人の茶があり、中央の文化と地方の文化が別々の存在感と価値観を持ち、茶の湯にも影響を与えていました。
しかし、日本の近代化は全国を均一化し、地方に根づいていた文化・風習を駆逐してしまいました。それとともに、貧しい生活のなかから生み出された生活の知恵や知識も失われようとしています。それが残っているのが「茶の湯」なのです。おもてなし、気遣い、見立て、自然観――茶の湯には、日本の風土、日本人の気質に根づいた、さまざまな知恵が含まれています。本書はその中から、現代社会をよりよく生きるためのヒントになる知恵を紹介する一冊です。
内容(「BOOK」データベースより)
茶道というと「堅苦しい」というイメージがありますが、本来は暮らしの中から生まれ「文化」にまで昇華したものです。おもてなし、気遣い、見立て、自然観―茶の湯には、日本の風土、日本人の気質に根づいた、さまざまな知恵が含まれている。その中から、現代社会をよりよく生きるためのヒントになる知恵を紹介する一冊。